推し感情×習慣で幸福感アップ「ノスタルジックウォーキング」のやり方

あなたの「推し感情」はなんだろうか。

推し感情は「懐旧」

ネットで調べてみたのだが、米カリフォルニア大学バークレー校の研究チームによれば、人間の感情には27種類あるらしい。

その27種類というのは、

敬服、崇拝、称賛、娯楽、焦慮、畏敬、当惑、飽きる、冷静、困惑、渇望、嫌悪、苦しみの共感、夢中、嫉妬、興奮、恐れ、痛恨、面白さ、喜び、懐旧、ロマンチック、悲しみ、好感、性欲、同情、満足

とのことである。

※これ以外にも、様々な感情の分類があるようだが、FKの推し感情である懐旧がないので無視する

それで、この中から選ぶのであれば「畏敬」もいいが、ノスタルジーをこよなく愛するFKとしては、ここはやはり「懐旧」だろう。

生きる上で、自分の推し感情を認識することは重要だと思う。

なぜなら、どれだけ多くの自分とって好きな感情を感じられるかによって、幸福感が変わると思うからだ。

そして、「推し感情×好きなことや良い習慣」は、人生をより良いものにするというのが、今回のネタだ。

最強で最高のウォーキング法

公務員をやめてから、始めた習慣がある。

朝ウォーキングだ。

ウォーキングといえば、気軽に始められてかつ、健康にめちゃくちゃ良いということは前から知っていたのだが、なかなか始められなかった習慣である。

なぜなら、朝から張り切ってウォーキングなんてした日には、間違いなく日中に眠くなったりダルくなってしまう恐れがあったためだ。

「いつかやりたいなあ」と思いつつ、何年も始めることができなかったウォーキングだったが、仕事をやめて「日中に眠くなる問題」が消えた瞬間から始め、雪が降り始めるまではほぼ毎日していたのだが、北海道の冬はかなり厳しく、とてもじゃないが布団から出ることができず、半年ほどお休みをしていたのが今の状況だ。

しかし、ようやく雪も解けたのでウォーキングを再開したわけだが、先日、凄まじいウォーキング方法を生み出してしまったので、ここに紹介しよう。

推し感情×ウォーキング

先日、子どもたちを連れて実家に帰った。

実家へ帰る平日のバスは貸切状態、思う存分ノスタルジーに浸りながらバス旅を楽しんだ。

さて、どこにいても習慣は続けることが大事だと考えており、ウォーキングを実家でもやることにしたのだが、せっかくならということで、小学生時代の通学路を歩いてみることにした。

懐かしい道を歩いてみると、忘れていた記憶が蘇ってくるものだ。

ふと、「昔は、通学路から少しでも外れると不安だったな」と考えたり、ひらめきのように懐かしい光景が蘇ったり、次第に心がリセットされたような気持ちになる。

ただでさえ健康に良いウォーキングに、自分の推し感情が満たされる状況が組み合わさり、なんだかよくわからないが、尋常じゃない幸福感に包まれたのだ。

これが「ノスタルジックウォーキング」という最高のウォーキング法だ。

推し感情×ウォーキングを組み合わせることは、あらゆる人を幸福にするポテンシャルを秘めていると思われる。

ここでは「ノスタルジック×ウォーキング」バージョンのやり方をお教えしよう。

ノスタルジックウォーキングのやり方

あくまでも参考にということになるが、方法はこのようになるので試されたい。

1、自分にとって懐かしい場所に行く

かつて通学、通勤した経路、昔過ごした場所なんかがそれにあたるだろう。

2、懐旧の感情を感じながらウォーキングをする

音楽等を聴いてはいけない。

3、ひらめきのように隠れていた記憶が蘇ってくるので、それをじっくり味わう

4、次第に、自分が昔好きだった物事、人等がどんどん蘇ってくる

5、いつの間にか気持ちがスッキリしており、世界がリセットされたかのような気持ちになっていれば最高だ

僕がノスタルジックウォーキングをしている時は、小学校の近くを歩いている際、ある日の下校時の光景が蘇ってきた。

昼間で清々しい青空と太陽が気持ちよかった光景だ。

昼間に下校ということはおそらく、土曜日の午前授業が終わり、部活なんかも休みの日だったのだろう。

家に帰り、ファミコンでもしようかと考えていただろうか。

同じように青い空を見上げてみると、まるで昔に帰ったかのように感じられ、大きな幸福感を得ることができた。

また、実家の近くの公園を通りかかった時には、「ホームに来た」と感じていた記憶が蘇ってきたが、今も同じで、そんな感覚が残っていることに驚いた。

気持ちがリセットされる理由

日常の生活から切り離されることで、世界がリセットされたような感覚になることは誰にでもあると思う。

旅行等に行って、非日常を味わうと気持ちがリセットされる感じがするのと同じような感じだ。

僕の想像でしかないが、ノスタルジックウォーキングの場合はおそらく、頭のどこかに埋もれていた記憶が引き出されたり、かき混ぜられたりすることで、認識がシャッフルされて再構築されるからなのではないかと思う。

そのことの何が良いのかというと、気持ちがリセットされることで、自分の現状を少しだけ客観視できるし、何よりも頭がスッキリするからだ。

つまらないことで悩んでいることに気づいたり、生き方を考え直したりする機会にもなる。

自分の推し感情の確認と組み合わせたウォーキングは最強だ。

オススメである。

おまけ(推し感情×ウォーキングデッド)

そういえば僕は、海外ドラマの「ウォーキングデッド」が好きだ。

中でも、人がいなくなって荒廃した都市の描写にノスタルジーを感じるところが好きなのだが、これも「推し感情×好きなこと」の一つである。

つまり僕は、ウォーキングデッドを観れば幸福になれるということだ。